最後村の宿り娘

 ――最後の村に来て何日経ったかわからない。

この村に来てからはずっと快楽漬けだった。
泊まっている部屋、ロビー、廊下、トイレ、風呂……突然ふいに現れては性的な刺激を与えてくるえりなちゃんは、精液を絞り出すように容赦なく攻め立ててくる。宿屋のどこにいても射精させられかねないという強迫観念に呑まれ、異様な高揚感がある中、誘惑に抗えずただ宿泊日数を重ねていった……。

何より金がない。
ここに来た時に持っていた10000Gは宿代とサービス代に消え、宿泊三日目には底をついている。
もう宿には泊まれないはずだった。

正直この数日間、俺はどうかしている。
これまで魔王を倒すためだけに力を注ぎ、無駄な事は一切しない効率的な旅を続けてきた。にもかかわらず……性欲を満たすだけのためにその足を止めるなんて自分でも信じられない。

すでに決戦の準備はできている。
ここにとどまる理由はもうない……ないんだ。

“ガチャリ……”
いつものようにえりなちゃんが部屋に訪れる。

「おはようございます。冒険者さま♥
 今日もたくさんえっちなこと……」

「えりなちゃん」

「?」

「ごめんえりなちゃん。いい加減魔王を倒しに行かないといけないし、それに…笑いぐさだけど泊まるお金がもうないんだ……わるいけど……今日まで世話になったよ。ありがとう」

「そうですか……残念です……。
 魔王……たおせるといいですね」

しょんぼりと頭を下げるえりなちゃんを背に、申し訳なさやいたたまれなさを感じつつも、俺は宿屋の扉を開ける。ここ一週間ほど宿屋から出ていなかったのもあって日差しがやけまぶしく感じた。

……ずいぶんと寄り道してしまったな。
さぁ、今度こそ決着をつけに魔王城へ向かおう!

「まってください!」

「え?わっ!!?」

“ぎゅううぅぅぅ……♥”

えりなちゃんが後ろから抱き留める。

「やっぱり寂しいです。だってえりな…今朝も、その……ひとりえっち、しちゃってたんですよ……♥ 冒険者さまのこと想うだけで膣の奥が疼いて、とろとろが溢れてくるんです……♥ えりな、冒険者さまともっともっと溶けたいです♥」

「えりなとここで暮らしませんか? 魔王なんてべつにどーでもよくないですか? もしここでリタイアしても、旅の途中で力尽きたと思われるだけですよ。誰も冒険者さまを責めたりしないですし、怒らないと思います」

「この宿でずっとふたりきり♥
 ないしょでロリサキュバスとえっち♥
 していたくないですかぁ?」

ど、どうしよう…………

【宿屋に留まる】
体内に循環するナニカが行動を阻害し、心に「いっちゃだめ♥」と直接囁きかけてくる。それに操られるかのように、俺は身を翻した。
背後の扉はひとりでに閉じられた――

「……えりなを選んでくれたんですね。
 うれしいです……ふふふ♥」

ドアが閉まると宿屋の様子はがらりと変わった。
薄ピンク色の霧で視界が利かず、まともに前が見えない。外は晴れていたはずなのに室内はひどく暗く、日差しが完全に遮られているようだった。

ただ、少女と俺を中心とした半径数メートルだけは霧がなかった。
だから声の主はすぐにわかる。
ロビーにいるのはひとりの少女だけ。
えりなちゃんだけだ。
白いワンピースの裾からピンクの尻尾が生えている。
わかっていた。
つまりはそういうこと。
俺は――
最初からこの娘の術中に嵌まっていたんだ。

「さ♥ たくさん嗅ぎましょうね♥
 えりなの……えっちな匂い♥」

尻尾の先端がこちらに向けられる。
小さな穴が空いていて、そこから一気に噴き出した。

“ブシューーーーーー♥♥♥♥♥……ムワワ♥”

「んあぁぁぁあぁぁ♪♪」

ピンクの煙を吸うと天にも昇る気分になった。
肉棒はイキリ勃ち、亀頭からはガマン汁がとめどなく溢れでる。
俺は全身が痺れて力が抜け、その場で両ひざをついた。

「……よく戻ってきてくれました♥
 たくさんご褒美をあげないといけませんね♥

えりなちゃんの両腕が視界の左右に映り込んで真横を通り過ぎていくと、頭がきめ細かい肌の二の腕にそっと包み込まれた。

「えりながいい子いい子してあげます♥ イイコ♥ イイコ♥」

「ふあぁぁ……♡♡」

後頭部を小さな手が上から下にかけて撫でつける。リラックスした身体とガチガチに勃起しきった肉棒が、ただ捕食されるのを待ちわびていた。

「もう何も考えることはないんです♥ これからはすきなだけ射精して、気持ちよくなるだけの暮らしが待ってますよ♥」

「うう……でも泊まるためのお金は、もう……」

「それも大丈夫です♥
 ポケットの中を探してみてください♥」

言われたとおりにポケットの中に手を入れてみると――

“ジャララララーーーー!!!”

金貨だ。
金貨がポケットから溢れてきている。
10枚、20枚、30枚……ジャラジャラと音をたて地面に零れ落ちていくいくつもの金貨。いくつあるかわからないほどの金貨は、ざっと見積もっても十万Gは軽く超えるほどだった。

「これでいくらでもこの宿に泊まれますよ♥
 ずっとおちんぽキモチイイままです♥」

「あ、あぁ……あぁ……♪
 なにこれ!気持ちいい♪ 気持ちいい♪」

「しこ♥ しこ♥ しこ♥ しこ♥ しこ♥ しこ♥ しこ♥
しこ♥ しこ♥ しこ♥ しこ♥ しこ♥ しこ♥ しこ♥ 」

肉棒を握った手がしゃかしゃかと激しく上下し、水音が部屋に響きわたる。性的欲求に操られ、今日もこの宿に泊まれることを至上の悦びと感じ、亀頭の先からは涙が溢れ出た。

“グボッ!グボッ! グボッ!
じゅぐ!ぐじゅりゅるるりゅ!!”

ナニカが俺の体内で蠢き、流れ込んでくる快感に全身が侵されている。
どうしてこんなに金貨があるかわからない。どうしてえりなちゃんがこんなに誘惑するのかわからない。どうしてこんなに気持ちいいのかわからない。わからない。わカラなイ。ワカラナイ――

「今日もおちんぽをおててまんこにハメハメして♥ たくさんぴゅっぴゅしましょうね♥ 明日も♥ あさっても♥ ずっとずっとマゾちんぽほじくりまわして♥ えりながなぐさめてあげます♥ だから安心しておちんぽみるく♥ おもらししていいんですよ♥」

「いク!!イクッ!!」

「いいですよぉ♥ イってください♥ えりなの匂いでイってください♥ ぴゅっぴゅぴゅっぴゅ♥ ぴゅっぴゅっぴゅ~~♥♥」

“びゅる!!びゅるるぅぅうぅう!!!!”

――射精と同時に、頭からえりなちゃんの存在以外がフェードアウトしていく。焦り、使命、復讐心、胸の内に秘めた様々なしがらみがほつれ、その開放感は射精の快感を何倍にも高めていった。もうなにもいらない――――えりなちゃんだけいればそれでいい……。

俺がえりなちゃんに呑まれていった。

――――

とある小さなサキュバスが生み出した幻影の宿。
宿内は彼女の領域であり、宿泊者の芽生えた欲望は彼女によって何倍にも増幅されていく。ハマりこんだ欲望は際限なく膨れ上がり、本能は狂いだし、幻が見えるようにまでなり、ゆくゆくは現実へ戻れなくなっていった。

囚われた冒険者の心は彼女の虜となり、いつまでも宿に泊まり続ける。――だがその冒険者に後悔はなく、むしろ彼女へすべてを捧げることを歓びとした。第二の人生のはじまり……そう、彼らにとってここは“はじまりの村”でもあった。

今日も冒険者は、ここで旅を終える。


【end1】



【魔王城へ向かう】
腰にすがりつくえりなちゃん。
それでも、俺は意を決して引き剝がした。

「ごめん!俺いかなきゃ!!!」

「あ、冒険者さまぁ!!」

故郷のみんなのためにも、なにより俺自身のために、今日ここで魔王を倒さなければならない。その目的を果たすためだけに旅を続けてきたんだ。ここでロリサキュバスと隠居生活だなんて、そんなのしんでもしにきれない。

草木の生い茂る森を抜け、高い崖をよじ登り、そびえたつ魔王城へいよいよ辿り着く。運よく魔物と出会わなかったおかげで体力もかなり温存できている。……そして最後の戦いに臨むため、意を決して正門をくぐりぬけた。

――しかし、魔王城に進入した矢先。
俺は奇妙なものを目撃する。
「これは……魔物、なのか?」

部屋内にずらりと並べられた等身大の試験管。その中には魔物が収容されており、まだ生きているようだ。
紫の液体に漬け込まれた魔物たちは皆、蕩けきった顔でなにかをぶつぶつと呟いているが、試験管のガラスが分厚くてよく聞こえない。

(どうして魔物を閉じ込めておく必要があるんだ?)

場内にはトラップがないどころか、魔物すら一匹もいない。こいつらは見たところかなりの魔力をもっているようだし、場内にでも放っていれば進入者除けになるだろうに……それをしないのはなぜだ?

……考えても仕方ない。
罠かもしれないが、俺にはもう前に進むことしかできない。
試験管の部屋を出て階段を昇る。
さらに奥へ奥へと進むと、大広間へ出た。
そこにいたのは……宿屋の少女だった。

「………そういうことだったのか…っ」

玉座に座る少女はゆっくりと口を開く。

「騙してごめんなさい。
 実はえりな、魔王なんです」

禍々しい装飾で飾り付けられた大きな玉座は、田舎の村にでも住んでいそうな様相の少女には似つかわしくない。しかし、魔王と聞くと合点がいく。レベルも高く、魅了耐性があるのにあっけなく魅了にかかったのは、単に魔王として君臨するほどの強力な魔物だったからだ。

「とても強い冒険者さんを倒すには性欲で支配して、エッチなことだけ考えるオス猿になってもらう必要がある。そのためにえりなは、無力な子供のサキュバスを演じ、冒険者を内側から征服することにしました。ここはアナタの旅の終着点。サキュバスのカラダに溺れ、使命を忘れ、えりなのために戦うだけの奴隷人形になってもらいます。でも、安心してください。えりながこの魔王城で、自我を失う最後の時まで、抱きしめていてあげますから……♥」

……これまではあどけない少女の姿をしていたから情け容赦をかけていた。だけど魔王だというなら、えりなちゃんがすべての元凶であるなら……もう戸惑いはない。

「魔王と知ったからにはそう簡単にはやられない!
 今度は全身全霊でいかせてもらう!!」

威勢を張ってみせるも、えりなちゃんはなおも落ち着いた態度を崩さない。勝利を確信しているかのように、微笑んだ表情のままで口はつむがれる。

「もう手遅れですよ……。毎日えりなとまぐわって、たくさん皮膚からえりなの体液すいましたね。それだけでなく、唾液を直接飲んだりも……しましたね♥ あれは下ごしらえだったんです。冒険者さまを……洗脳するための♥」

両手を俺の方へかざすと、その手は紫色に輝きだす。

「《魔王の強制洗脳》♥ブレイン・ウォッシング」

“!……ズクン、ッ”

「…………………ア」

えりなちゃんがペットの頭を撫でるように手で宙に円を描く。すると俺の体内でなにかが渦を巻き、ざわめきだすのを感じた。

「数日間かけて体内で熟成されたえりなの魔力をぜんぶ解放しました♥ えりなに身体を支配された気分はどうですか?もう冒険者さまは、えりなの快楽からは逃げられないんですよ♥ えりながこうやってくいくいっと指先を動かすだけでぇ……♥」

指先が糸を持つように小さくすぼまっていく。
すると――

“クリ♥ クリ♥ クリ♥ クリ♥ クリ♥ クリ♥ クリ♥ クリ♥ クリ♥ クリ♥ クリ♥
 クリ♥ クリ♥ クリ♥ クリ♥ クリ♥ クリ♥ クリ♥ クリ♥ クリ♥ クリ♥ クリ♥”

「アッアッアッアッアッアッ」

指のスナップに合わせて脳の一部が擦れていく。
すると電流が走ったかのように、快感が頭を突き抜けた。

「のーみその快楽中枢を魔力のフェラメントで直接イジっています♥ 内側からの愛撫ははじめてですか?♥ カラダが按摩してて気持ちよさそうです♥ えりなは遠くから指をしこしこしてるだけなのに、脳イキがなんどもおしよせて堪らない♥ 全身の血流が良くなって、おちんぽバキバキ♥ たまたまから精子がどんどん作られていってぇ……」

「ほぉら♥ 触れてもいないおちんぽからせーしが噴き出てきますよぉ♥ 3・2・1……ゼロ♥ ぴゅっぴゅ♥ ぴゅーーーーー♥」

“ブピュ!ビュル!ビュルルルルウゥゥゥ!!!!”

鞭打つように身体が震え、精子が捻りだされる。我慢なんてできなかった。全身を敏感な性感帯のようにされては。それを手の中でまるごと愛撫されるようにされては。

「次は振動を送り込みますね♥ こうやってサキュバスの魔力で脳を揺さぶると、快楽物質が脳からどぴゅどぴゅ生成されるんですよ♥ カラダをムリヤリ活性化させて、たまたまに精子をつくらせます♥」

“ブウ゛ゥワゥゥン♥ ウウ゛ゥゥウン♥”

「ン~~ン――。~~ン――ン。」

イったばかりの股間が疼き、しぼんだ性器は再び硬さを取り戻す。……まるでおもちゃのようだった。俺の肉体は既にえりなちゃんの支配下にあるということ。性欲をいつでも好き勝手にコントロールされてしまうということ。「この娘には勝てない」と、本能がさとった。

「ないしょでえっちな魔力ながしこんじゃっててごめんなさい……。冒険者さまの性欲もてあそじゃってごめんなさい……。こんな悪い子には、おしおきが必要ですよね……♥」

玉座に座ったまま脚を持ち上げ、そのまま観音開きをする。白いワンピースの裾からつまびらかになった肌に下着はなく、膣穴が直接垣間見えた。

「叱ってください♥ えりなは冒険者さまにたくさん嘘ついた悪い子です♥ たくさんおしおき♥ してくださぁい……♥ いれてくださぁい……♥ えりなもう我慢できないですぅ♥ 」

毛どころか毛穴すらみえないつるつるの膣穴。それを二本の指でクチュ…と広げると、肉棒を挿れるてめの穴から愛液が滴る。痴態を前に肉棒は脈打ち、そこにいれろ、いれろとオスの本能が躍った。

おしおき……そう、相手は魔王なんだ。
これまで散々人間を苦しめた報いを、おしおきをしなくては。
ゆっくり歩み寄り、少しずつ距離が縮まっていく。

「いれて♥ いれてぇ♥ はやくっ♥ はやくぅ~♥」

いれていれてと小さな下半身がとび跳ねている。――いれなければいけない。この膣にいれてわからせてやないと――この、メスガキ魔王め……っ!

「おか…す…。…こら、しめて、ヤル」

まんぐりがえしのえりなちゃんに覆いかぶさり……挿れた。

“ズププププププ――――――”

「あ♥ かたぁい♥ 」

膣内は愛液で濡れていながらもキツく肉棒を締め付け、ひだひだがごりごりと擦れる。それに暖かくて……そのまま溶け落ちていきそうなほど心地よかった。

「子宮にごつごつあたってます♥ 冒険者さまのかたいのでえりな、犯されちゃってますぅ♥ そうやって入れたり出したりされるとえりな♥ 気持ちよすぎて頭おかしくなっちゃいますぅ~♥ あっ♥ あっ♥ あっ♥」

既に焼き切れた脳の回路に、無理やり快楽を流し込まれている。

「だして♥ だして♥ わるいロリまんこにおしおきマゾせーしぴゅっぴゅして♥ おしおきしてるって勘違いしたままへこへこ腰振りマゾせっくすでえりなの肉ひだにコキ出されてくださぁい♥ えい♥ えい♥ 」

「アっ♪イク……!イク……!」

“ビュルル!ビュルルゥウゥウゥウウ!!!!”

「ん、っああぁあ♥ いい♥ いい♥ いいよぉ♥ 冒険者さまぁ♥ 冒険者さまの精子、とってもおいしいですぅ♥」

小さな子宮にはとても入りきらないほどの精子は、外へと溢れ出る。ぼたぼたと滴る愛液まじりの精子を横目に、それでもえりなちゃんの腰のうねりは止まらない。

「もっと、もっとください♥ えりなにえっちなお汁、たくさんお漏らししてください……♥」

えりなちゃんが一度しぼんだ肉棒をくいくいっと膣内の肉壁で数回撫で上げると瞬く間に膨れ上がり、再び元の大きさにまでギンギンに反り返っていた。
もう前もまともに見えない。
脳天まで魔力の振動が響き渡り、意識があるのかもわからない。

えりなちゃんのお尻から生えたピンクの尻尾が股をくぐりぬける。サキュバスの尻尾が肛門にねじ込まれると、俺の身体が持ち上げられ、尻尾だけで支えられた。

「あぁ…………あぁ…………」

身体が変容していく。肌は青色になり、人体の曲線に沿って紫のラインが太く刻まれていく。尾骨や肩甲骨のあたりが強く疼き、何かが生えていくのを感じた。

「冒険者さまはもう自分で立つ必要はありません……。いままでの自分はすてて、えりなだけの勇者になるんです。えりなのことだけみてれば幸せなんですよ……♥ さぁ、今度は自分で洗脳を施してみてください。唱えるんです。認識してください。《私はえりな様のマゾ奴隷です》と……♥ 」

「私はえりな様のマゾ奴隷です。私はえりな様のマゾ奴隷です。私はえりな様のマゾ奴隷です。私はえりな様のマゾ奴隷です。私はえりな様のマゾ奴隷です。私はえりな様のマゾ奴隷です。私はえりな様のマゾ奴隷です。私はえりな様のマゾ奴隷です。私はえりな様のマゾ奴隷です。私はえりな様のマゾ奴です。……………イクぅっ」

――何度も射精する中、ここへ来た目的、過去の記憶が薄れていく。最後には目の前の少女に服従する悦びだけをかみしめ、繋ぎとめていたはずの理性を自ら手放した。

――――………………
……………
……



「また手駒が増えちゃいました♥
 ニンゲンさんたちを征服するのもそろそろ、ですね♥」

男は試験管ごしに満足げな表情を浮かべる少女を眺める。その眼は虚ろで、輝きはなく、呆然と液体の中を浮かんでいた。
――ここには魔王城に到達した歴戦の冒険者たちが収容されている。彼らは培養淫液の中で快楽洗脳を受け続け、奴隷として奉仕できる日を、彼女のために戦う日を、ただただ待ち侘びた。
そこにまた新たな冒険者が加わった。彼らであれば一国を亡ぼすほどの戦力は、優に持ち合わせているだろう。

人類侵略の日は遠くない。


【end2】

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