俺は坂下赤也さかしたあかや。
一応ヒーローをやっている。
いまでこそひとつの町のしがない警備員といった感じだが、昔はそれなりに強大な悪と死闘を繰り広げたし、世界を救うようなこともあった。赤いスーツを身にまとい、奇人・怪人・宇宙人……あらゆる敵と対峙した。
――この世界のヒーロー寿命は短い。
20歳を過ぎると体内に滞留するヒーローエナジーが失われていき、能力が減退期へ突入。それから3年もすると変身することができなくなり、ヒーローとしての活動は実質そこで終えることとなる。
……今年21の俺はもう間もなくといったところだ。変身できなくなっても後進育成の仕事が残っているけど……まあそこそこやっていけたらいいかな、と思っている。
今の俺は最前線から退きフェードアウト中。
この狭いアパートに一人でいると、自分がヒーローだなんて絵空事のように感じるし、傍から見たらただの一般人だろう。でも物心ついた頃からずっとヒーローとしてやってきたからか、一般人としての暮らしもやぶさかでなく、どこか楽しみでもあった。ちょっと早めのセカンドライフといったところか。
この小さな町だけの管轄になってから、出動は3ヵ月に1回くらいの頻度に落ちていた。平和なのは良い事だけど……正直もの足りなさがあるのもまあ事実だ。
「今日も予定ないし家で寝てるか……」
――もしかしたら……。
これが燃え尽き症候群というやつなのか。
“ピリリ、ピリリ、ピリリ”
変身端末にヒーロー本部からの通信がくる。
『地球外生命体の反応です!座標だと、どうやら赤也さんのすぐ近くにいるようなんです!宇宙船の型から推測して、おそらく爆……』
“プッ―――”
「おい、どうした?おい」
急に通信が途切れた。
端末の状態を確認する――
「電波が…圏外だ」
ふいに――周囲が暗くなる。
日当たりのよくないこのアパートでは、天気が優れないと電気無しでは生活できないほど部屋が暗い。アパートの向きとか、隣の高層マンションが影になっている関係みたいだが、とにかく暗い。
「……それにしても暗すぎじゃないか!?」
昼間なのに。
俺の部屋は自分の足元も見えなくなるほど暗くなっていた。いくらなんでも昼間にこんなに暗くなったことは2年間住んでいて一度もなかった。
これじゃ夜と変わらない。
天気を伺うためにベランダを覗く。
すると――
見知らぬ少女が佇んでいた。
(ばかな……ここは3階だぞ……?)
いつのまにか自宅のベランダに立っていたその少女はスッと窓を開け、当然の権利かのように土足で俺の部屋へと侵入してくる。
碧い髪と紫に染まった眼……この子が通信で言っていた地球外生命体であることは、非常識な行動と容姿からすぐにわかった。
しかし――特に気になる部位がある。
小さい体に反してアンバランスな大きさ。
零れ落ちていきそうなほど滴る双房。
目を引いたのは……胸だった。
(おっぱい……でっか……ゴク)
――でかい……でかすぎる。
黒いレオタードのようなスーツを着ているものの、それは上半身にまで行き届いておらず、胸の先端の大事な部分以外はほぼ剥き出し状態。弾け飛びそうなほどの乳肉を惜しげもなく晒し、露わにしていた。その二つの乳房に紡がれ、間には深い深い谷間の線がくっきりと長く伸びている。……エロ……エロすぎるだろ。
「はじめまして♡♡
テイルレッド、いえ――坂下赤也さん♡」
「なっ、どうして俺の名を!」
「あなたの個人情報は調査済みです♡ かつてこの星を救ったテイルレッド。ブレイドブルーとのコンビネーション戦闘がウリで、二人の前に敵はないと周りからも絶対の信頼を置かれていた。でもいまは落ち目でさびれた町のヒーローをほそぼそとやっている。……そんなところでしょうか」
…………。
おちつけ。
落ち着くんだ。
このくらいのことは一般人でもしらべればわかること。
あせれば相手の思うツボだ。
「……用件は何だ。内容によってはここでやりあうことになるが」
「せっかちさんですね♡ ではずばり言います。あなたのヒーローエナジーを提供していただきたいのです。私達は現在、軍備増強の施策を惑星規模で行っています。その一環として、より強力な兵士を量産するためには赤也様のヒーロー遺伝子がどうしても必要なのです。すでに他の準備は整っていて、あとは赤也様のエナジーの分だけ兵士を無限に作れる状態です。もうすぐエナジーが完全に尽きてしまうんでしょう?そうなる前に私達に有効活用させてもらえませんか」
「争いの種をこれ以上増やすわけにはいかない。悪いがお断りだ」
何を企んでいるかと思えばそんなことだったか。
こうした手合いは得てして碌なことに力を使わない。
まだ悪さはしてないものの、本部に連行したほうが良さそうだな……。
「そうですか。では1つお教えしましょう……エナジー採取の方法を知っていますか?」
「あ?」
「さっきから目を離せないでいるコ・レ♡ ですよ♡」
“ぷるるるぅぅんっっ♪♡♡”
「!」
目の前で大きな乳房が揺れ、躍るように弾みあがった。
「パイズリで精液をシゴきだして、そこからエナジーを採取するんです♡ あなたはおちんちんに柔肉の感触をたっぷりと味わうことになるので、エナジーを提供するたびに至上の快楽が約束されます♡ 気持ちがいいんですよ~♡ 私のおっぱい♡」
プルプルと感触を見せつけるように小刻みに揺らし、震える巨大な果実の前であっけにとられる。その迫力に一瞬我を忘れるほどだった。
「言い忘れていましたが、私はメルリ……搾精ホムンクルスのメルリと申します。オスを快楽で悶えさせて精巣から精子を搾りあげるために生みだされました。これまでも様々な星のオスたちが私のおっぱいの虜になり、自ら精子を差し出してくれる精液サーバーにすることに成功しています。私たちはどんなおちんちんでも悦ばせる、あらゆる能力をもっているんですよ♡」
「例えば人の身ではできない……こんなことも♡」
“チカチカチカチカ…………”
「!!??!?!?!!?」
赤緑青黄紫白橙…………
メルリの瞳孔の色が高速で変化していた。
その眼をみていると……
なんだか……
頭が変に…………きもちよく……
「どうですか?あなたの意思とは関係なく強制的に性欲を増幅される気分は♡ この眼を見てしまうと催淫効果によって理性では抑えられないほどの発情が促されるんですよ♡ 人間のオスには少々効き目が強すぎるでしょうけど……いかがでしょう♡」
「……ア……あへ……♥」
「ふふ♡ よだれを垂らしてしまって……よっぽどお気に召したんですね♡」
――メルリから視線を外せない。
……気持ちいい。
緊張で強張っていた体の力が抜けていく。――使命感、猜疑心、克己心……戦いに必要なものが薄れていき、性を満たすための欲求が心からじわじわ溢れ出していく。メルリの眼をみつめるほどに全身の筋肉が弛緩していき、立っているのさえやっとの状態だった。
「安心してください、私はあなたの味方です……♡ なので1回だけ……1回だけでいいんです。お試しでおっぱいにおちんちん挿れてみるのはどうでしょう♡ 1回だけなら無償で、パイズリによる擦りあげを体験していただけます♡ そうすればこの依頼がどれだけ魅力的なのか、わかっていただけるはずですし、イヤならすぐに止めていただくこともできます♡ あなたはリスクを負わずにおっぱいを楽しむこともできるわけです♡ エナジーの提供をしていただく必要もありません♡ いかがですか?」
1回だけならリスクなし……。
無償でパイズリ……。
ま、まて。
そんな都合のいいことがあるか?
やっぱりこれは罠で――
“むちにゅ♡むにぃ♡にゅむぅ♡”
「あっ…!」
「1回で止めれば♡」
“むちん♡にゅちぃ♡ぬちぃ♡”
「あっ…あっ…」
「あなたには得しかないですよ♡」
“むちっ♡ぬちっ♡にゅむるぅ~♡♡”
「はぁ……はぁ……っ♥」
小さな手につぶされて次々と形を変えていく双乳を見ていたら、どうしようもない欲情に駆られて股間が勝手に膨張してしまう。だめだ……目の前の子供は敵の可能性が高いんだぞ。警戒しろ……闘士を呼び覚ませ――
「我慢しててもしょうがないですよ♡ 奥まで深く浸かって楽になりましょう♡ 左右互い違いにおっぱい揺らしてぇ~~……ぬちぬちぃ~~♡♡♡っぷるるるぅぅ~ん♡♡♡」
無造作に飛び跳ねる乳房に理性が溶ける。
警戒する心が爆乳にぜんぶ奪われていく。
――入れたい。
このおっぱいに。
奥の方まで。
チ〇コ挿れたい。
思いっきり突きいれたい。
本能のまま貪りたい。
「ふふ……♡ したいんでしょう? おっぱいでヌキヌキ♡この谷間におちんちん埋め込んでくれたらめちゃくちゃにかき混ぜてあげますよ♡ びゅるる~んって精液を抜き取るんです♡ お顔トロトロに溶けてなくなるほどシゴき倒しちゃってもいいんですよ♡」
「ここには今、私とあなたの二人しかいません♡ 電波も私が完全遮断しているので盗聴される心配もない♡ ここで起きたことは誰にもバレないんです♡ 作戦中だけどえっちなことし放題♡ 気兼ねなく私でシコシコしちゃえるんですよ♡」
滑らかな肌から伸びる長い谷間。
覗き込むようにそれを見ると、あまりに深すぎて中に吸い込まれていくようだ。
やばい……こんなのに入れたら絶対ヤバい。
さっきからこの巨乳で起こり得るあらゆる快楽の妄想を頭が膨らませ続け、もう…我慢の限界だった。
「…………1回だけだぞ」
「ありがとうございます♡」
大丈夫。
1回だけ。
見たところ素手だし攻撃手段も持っていない。
危険を感じたらその時点で始末すればいいだけのことだ。
「んっ♡」
艶やかな声と共に、ぐいっと谷間をこちらへ寄せてくる。
確実に入れた瞬間に射精してしまうとわかるほど、男の精を搾り尽くすために生まれたような魔乳。
コレに今から俺は入れるのか……
身長差の関係で丁度、俺の股間とメルリの乳房が同じ高さにあった。
ズボンからチ〇コを出し、あとはただ前に進むだけで挿入できる。
1歩……2歩……。
透明な汁で溢れ我慢の限界になっているチ〇コが、今か今かと肉壁の中へ飛びこもうといきり立っている。
さきっぽがふれて――
“ツプっ”と音を立てた。
「はい、つかまえた♡
もう逃がしませんよ♡」
「!」
“ズププププププププ――――♡”
「あっ……………は」
挿れた拍子にびゅるびゅると精子が漏れ出る。
深い谷間にまっすぐ突きさした竿は、一度その深奥まで到達しただけで刺激に耐えきれず果ててしまった。
両乳房から押し寄せたやわくしっとりとした感触は瞬く間に俺の体を侵食していき、たったの一息でひねりつぶすように絶頂させられた。
「あれれ、もう出しちゃったんですかぁ?♡ お試しは1回まで、確かにそう言ったはずですが~……」
「うるさいだまれ」
「あん♡」
知らない。
1回とか知らない。
突け。穿つほど突け。
欲望のままに突き動かせ。
「そんなの知った事じゃない!どうせ誰も見ていないんだろう。ならここで気のすむまで抜きたおして、あとでおまえを始末すれば万事丸く収まるじゃないか。こんな宇宙から飛来した生物一匹、いなくなったところで誰にもわからないだろう。おまえが泣くまで犯しまくってやる!覚悟しろ!!」
「ふふ…♡ ヒーローさんこわぁ~い♡」
俺は一心不乱にイチモツを突き動かす。
ヤってやる。ヤってやる。
生意気な口を二度ときけないようにしてやる。
――そのつもりだった。
動いているのはこちらのはず――
なのに、意思を持っているかのように蠢きまわる乳房が吸いつくように肉棒をかき乱し、まるで俺の方がこの柔肉の脈動に沿って操られているようだった。
「ヒーローがこんなメスガキに負けちゃっていいの?おちんちん操られて好きにされちゃってもいいの?」
「!俺は負けていない!!主導権を握っているのは俺だ!このっ!このっ!」
自分のカラダが乱暴に扱われているというのに嫌なそぶりをするどころか、余裕そうな笑みを浮かべたまま表情が一切崩れない。柔らかい胸の感触こそ極上だったが、この生意気な表情を歪ませてやりたい。
――俺だけこんなに必死に腰振って。
まるで猿みたいじゃないか。
「おい。おまえが今どういう立場かわからせてやる。ケツ向けてマ〇コ出せ!そして…………え?」
「……♡」
……おかしい。
抜けない。
おっぱいからチ〇コが抜けない。
別にメルリの腕に抑えつけられているわけじゃない。
拘束なんてされていない。
まるで暗示をかけられているかのように……ずっぽりと乳房に沈みこんだその肉棒を引き抜くことができなかった。
「抜け出せないんですね♡ ……ここから出られないのは、あなたが深層心理で、本当はもっとパイズリしてほしいと思っているからです♡ あなたがおっぱいに満足するか、私の許可なしではもうおちんちんは離れません♡ 私の前で性欲にウソをつくことはできないのです♡ これだけコケにされてもまだおっぱいがほしいだなんてあなた……やはり、マゾなのですね……♡」
「は?ま、マゾ?俺が……?」
「とぼけなくても大丈夫です。あなたがいつも作戦おわりにマゾオナニーしていたこと、私は知っているんですよ。女性型の怪人が現れた時、いつも逆レイプされる妄想をしてましたね?その敵に似た人物のアダルト映像媒体を探しては性癖を消化していたこと、私は知っています。仲間の女性隊員が敵に洗脳されてあなたに色仕掛けをした時……何度もそれをズリネタに抜いてたの、私は知っています。悪い女の子のえっちな誘惑で篭絡されるのがぁ……だぁ~いすきなんですよね♡」
「ちがっ、ちがう!ちがううっ!マゾじゃ…お、俺はマゾなんかじゃ……」
「このマゾ♡♡」
「あんっ♪」
「おまえがマゾなせいでおっぱいから抜け出せないって言ってるんですよ♡ マゾだからこんなので感じられるんです♡ 言葉、わかりますぅ?♡ ほら、マゾはこうやって年下の女の子に乱暴にされるのが好きなんですよ♡ ほぉら♡ おまえの大好きなおっぱいですよ~♡ ずりずりずりずり~~~♡♡♡」
“ズチッ♡ズチンッ♡ズチッ♡ズチンッ♡♡”
「う、うわぁぁあぁぁあ…っ!!」
さっきまでと全然動きが違う。
乳房がかけてくる力は精子を搾り出すために必要なものだけになり、快感に変換される刺激だけを的確に一物へと流し込んでくる。本気でイカせにかかっている。
これ以上イクのはだめ。
でもおっぱいから引き抜けない。
おちんちん気持ちいい。
おっぱいでおちんちん気持ちいい。
柔らかくて。絡みついて。沈みこんで。
すべすべなのにぬちぬちしてて……
――我慢なんて……無理だ。
「抜けないね♡
おちんちん抜け出せないねぇ♡
大きなおっぱいに挟まれて♡
呼吸できなくて苦しそうだね♡
メルリがスッキリさせてあげる♡
いっぱい出そうね♡
ぎゅっぎゅ♡ ぎゅっぎゅ♡
にゅちにゅち♡ にゅっにゅっ♡
ほら♡ だせ♡
汚い精子みっともなくだせ♡
だせ♡ だせ♡ だせ♡ イけ♡」
“びゅびゅぅ!びゅるるるるぅうぅ~~~!!!”
勢いよく出ていく精液はメルリの体に付着した後、染みこむように消えていった。
「出した精子は専用の精液サーバーへ転送させていただきました。……これで2回目の射精ですので契約に同意し、ヒーローエナジーの提供に協力する意思があるものとみなします。」
「い、いやぁ……出して、出してぇ……」
「……少ししつけが必要ですね♡」
――このあと何度も搾り取られた。
波打つ軟乳を寄せては返し、寄せては返し……にゅるにゅると纏わりつく淫らに紅潮した肌に翻弄され果て続けた。
射精した精液はすぐに転送されて消えるから、いつまでもきめ細やかな肌の感触を味わうことができる。掃除の必要もないからシームレスにパイズリされ、俺に休む暇は与えられなかった。
抜け出せないパイズリ地獄――。
無限ループに嵌まりこんだようだった。
「おっぱいに操られたくなるそのどうしようもないマゾ性癖を満たせるのは私だけ♡ これでわかったでしょう♡」
「…………。」
抗う気力が残っていない。
もう……どうにでも――――
「そろそろいきましょうか♡
愛のゆりかごへ♡」
小さな手に腕を掴まれ、ベランダに連れていかれる。
いつのまにか空に浮かんでいたUFO。
そこから一閃に伸びる光に当てられ
体は宙に浮き
――俺は
そのまま内部へと引き込まれていった。
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