テイルレッドがメルリに襲われるすこし前――
「……すまない。少し席をはずす」
「お大事に…こちらのことはお任せください」
ここ、ヒーロー本部の長官を務めている僕は、近域で反応のあった宇宙からの飛行物体の解析作業に追われていた。これまで見たことのない型の宇宙船で、どの星のものなのかまだわからないために長期間の厳戒態勢が敷かれていた。
数十時間ぶりに指令室から抜け出した僕はトイレに向かう。
気分を落ち着かせるため、トイレに行ったあと喫煙室でタバコを一服吸って戻るといういつものルーチン。何も言わなくても隊員はわかってくれているため、この間は通信機の利用も極力控えてくれている。気遣いも行き届く優秀な人材に恵まれた僕は幸せものだ。
――つい先日、ヒーローエナジーの枯渇問題で赤也君を左遷させるという苦渋の決断を下したばかりの僕は、心身ともにかなり疲弊していた。
ヒーローのトップに立ったテイルレッドにかつての面影はない。戦闘能力以外はからきしだったため教職や公職など、ヒーロー引退後の仕事には興味を示さなかった。「俺はヒーロー以外の生き方を知らないんだ」の一点張り。どうにか後進育成の職に就くよう手配したが……どうなるかはわからない。
疲れを癒そうにもこう非常事態が続いてはそんな暇をとれるはずもなく、だいぶメンタル的にも辛い状況だった。
「はぁ……僕に休息はないのか……」
「どうしたんですか。浮かない顔して♪」
顔をあげるとトイレ入口まで来ていた。
そこには自分の身長の半分ほどしかない小さな女の子が立っている。
「……あぁ、キミか。あれから何か思いだせたかい?」
「う~ん。まだですねぇー」
「名前もかい?」
「はい~。さ~っぱりです♪」
この子は本部の出入口で倒れているのを偶然みつけたけど、記憶喪失で身元がわからない。
「この緊急時に厄介ごとを増やすことはない」という隊員の意見もあったけど――どういうわけかこの子を基地で保護したいという衝動に駆られ、僕は反対を押し切ってまで本部で面倒を見ることにした。
見た目の幼さからはかけ離れた大きい胸が揺れているのを見ていると、この子と一緒にいたい、守ってあげたい……そういう気持ちがふつふつと湧いてきた。そして気づけば専用の部屋まで提供して基地に招き入れていた……というのが正直なところだ。
露出度の高い服を着ていたり、まだ幼いのに丁寧に敬語を使うことや、周りを冷静に観察するような据わった眼をすることがあったり……不信な点は多いが、少なくとも男性隊員は皆保護することに賛成してくれているため、現在もこの状況が続いている。
――しかし、相変わらず……
その…胸がでかすぎる。
いったい何カップあるんだ。
「長官さん。なんだかお疲れのようですね~。ちゃんと寝られてますか?」
上目遣いで僕の顔を下から覗き込んでくる。
ずいっと上半身を前に傾かせたところで、巨大な乳房による谷間がくっきりと強調されて見えていた。
(でか…いや……でか……)
僕は仕事が忙しくて最近寝られていない事を少女に話した。
子供に話すことではないけど疲れからか、包み隠さず事情を話してしまう。
「そうなんですか~。大人って大変ですねぇ」
そう言うと少女は、自分の胸に両手を添えた。
「疲れが一瞬で吹き飛ぶイイ方法♡ 私しってますよ♡」
胸を隠す服が勝手にはだけ、ピンク色にぷっくりと膨れた突起が二つとも露わになる。
「な!なにを……してるんだ」
「こうするんです♡」
“ブシュっ♡ ブシュルっ♡”
少女が胸を両手で掴むと先端から白い粘液が噴き出る。
勢いよく出た液はこちらにまで飛んできて、僕の服に付着した。
「私の母乳にはげん…リラックス効果があります♡ いやなこと、ぜんぶ忘れさせてあげられますよ♡」
少女の体が宙に浮く。
僕の口元へ近づいてくる。
両乳房が近づいてくる。
なぜか体がいう事を聞かない。
「おっぱいミルクの時間ですよ~♡♡♡」
“グニュニュニュニュニュニュニュ”
「んぐ!んむ…んむ…んむ…」
口にねじ込まれた乳首からはとめどなく濃厚な母乳が溢れ出た。
最初の一口で頭が吹き飛ぶような強烈な刺激を感じ――その後は枯れ果てたのどを潤すように一心不乱に、自らおっぱいに吸いついた。
「好きなだけ飲んでいいですからね♡ いっぱいいっぱい飲んで……天国にいっちゃいましょう……♡」
……――――
――数時間後。
「どうされたんですか?顔色が優れないようですが……」
「……そ、そうかな」
まずい。
動悸がする。
メンタルケアはこれまでしっかりしてきた。健康面では、この程度の激務で壊すほどの体づくりはしていなかった。なのにこれは異常だ。
……任務中に欲情することなんてなかった。
女性隊員の声を聴くだけですらムラっとする。
女性の肌をチラっと見るだけで股間がうずく。
まるで思春期の男子のように抑えられないほどの性欲に溢れ、疼きが止まらなかった。
いちど自室に戻って……抜くしかないか。
さきほど退室したばかりで心苦しいが自室に用があるとだけ伝え、僕は静かに指令室を出た。
フラつきながら自室へ入ると……
「そろそろ来る頃だと思いましたよ♡」
「な、どうしてキミがいるんだ!?」
自室のベッドにはさきほどの少女がいた。
――この部屋にはセキュリティ上、僕の許可なしでは入れないはず。でもこの少女は悠々とベッドの上でくつろいでいた。
「お仕事お疲れ様です♡ おふとん、あっためておきましたよ♡ その固くなっちゃったおちんちんを私がた~っくさん慰めてあげます♡ さあ、こちらに♡」
白い布団の中をちらりと半開きにする。
――ヌチャ……。
布団の中はじっとりと湿り込んでいた。
汗か乳液か……何の汁なのかわからないネトネトが、布団の中で糸を引き粘ついていた。湯だつように白くけむり、高熱時の人肌ほどの温度の高さを感じる。その布団の中にいる少女はというと一糸纏わぬ裸の状態で、カラダをピンク色に火照らせていた。
「来てください……♡ 」
声のする方へ足が勝手に動く。
その甘美な隙間に吸い寄せられていく。
食虫植物に釣られた虫のようにフラフラと、おぼつかない足を一歩一歩と歩みよせながら、この行為の危険性や、少女の異常さに目を向けることのできないまま近づいていく。
僕は衣服を全て脱ぎ捨て、
肉棒をイキリ勃たせながら――
悦楽の中に身体を滑り込ませていった。
「はい…ぱくん♡」
掛け布団が閉じられ辺りは暗くなり、一寸先も見えなくなる。それでも、ふにゅりと顔に当たったものは感触ですぐにわかった。
人間のモノとは思えないほど蕩けそうで柔らかな脂肪を纏う少女のカラダは想像を絶する心地よさで、弾む柔肉にずぶずぶと理性を刈り取られていった。
生暖かい布団の中の空気は溶けそうになるほど性欲を掻き立て、二つの乳肉の間は特に淫靡な匂いが満ちていて頭が真っ白になった。その匂いに包まれながらローションのような液体に全身が浸ってどこまでも敏感になっていく。
みるみると感覚が支配されていくようで、何か取り返しのつかないことをしてしまっているような気はしたけど、状況に流されるまま僕の肉体は目の前の少女に沈み込んでいった。
「あぁ…だめ…い…く…」
「いいんですよ♡ お胸の中でたくさんイっちゃいましょう♡」
顔はおっぱいに埋まったまま、陰茎の方は少女の足先がチロチロと刺激していて射精を優しく促していた。足の人差し指と親指の間に挟みこみ上下にシコシコ……器用にピストン運動で追い詰められて、もう限界だった。
「どぴゅ♡ ぴゅっぴゅ♡ ぴゅぴゅぴゅぅぅ~~♡♡♡」
白濁液が垂れ流される。
快楽で染まったカラダから漏れ出す精子と共に、更なるとてつもない快楽がカラダを上塗りして、全身を使って按摩した。
「長官さん。あのね……お願いがあるんです♡ 」
「あ…え……?」
射精の余韻なのか、頭が全く回らない。
「テイルレッドのことを教えてくださいませんか。現在の居場所とか、弱点とか……色々聞きたいことがあるんです……♡ 長官さんならご存知ですよね♡」
隊員の個人情報を部外者へ話すのは規則違反だ。
当然話すわけにはいかない。
“ヌリュ。ヌルルルルルル…………♡”
「秘密を洩らすのってぇ……気持ちいいんですよぉ~♡」
「う。あぁ…あぁ…」
少女の肢体が僕の周りを蠢きだす。
頭皮、胸、股間、足先、尻、背中……粘ついたカラダを滑らせ、双乳を押し付けて撫でまわすように全身を這いずった。おっぱいの当たっていない箇所はないというほどに体中で少女を感じた後、少女の胸の谷間は僕の竿へずっぽりと納まっていった。
“ズププププププププーーーー♡♡♡♡♡♡”
「いいぃ…すごいぃ……♪」
「出して♡ 出して♡ 秘密を出して♡ いっぱい出したら気持ちいいよ♡ 後のコトなんて考えちゃダメ♡ ぴゅっぴゅ♡ ぴゅっぴゅ♡ ぴゅっぴゅのコトだけ考えて♡ テイルレッドのこと、教えて♡」
射精が止まらない。
お漏らしが止まらない。
――その勢いで口からも出してはいけない情報が次々と洩れていった。
テイルレッドの本名、現在の居場所、過去に色仕掛けで怪人に篭絡されかかったことがあった事……知りうる限りの情報を、全て吐き出してしまった。
秘密を話している間も快感で堪らなかった。
全てを話し終えると耳元で「ぴゅっぴゅっぴゅ~~♡」と囁かれ、そこで更に精子は噴き出た。
「録音して母船の方へ送らせていただきました♡ 大切な情報をありがとうございます♡」
「母船……もしかしてキミは……」
「メルリといいます♡ あなたたちが今必死に調査している宇宙船に乗ってきた、オスを篭絡する宇宙人です♡ 記憶喪失なのももちろんウソですよ♡ くすっ♡」
……正直うすうすは気づいていた。
でもあまりに少女のでかい胸が魅力的で、疲れを言い訳に考えないようにしていた。やましい性欲のため、目の前の危機に見て見ぬふりをしていたんだ。
「精神状態がよくないと操るのもかんたん♡ 私の母乳には幻覚作用による性欲を増幅させる効果があります♡ 大抵のオスはこれだけで無力化するし、その場で射精する子もいました♡ あなたにも効き目は抜群でしたね♡」
「……ぐぅ……ぁぁ……」
「あとはこの柔らかい胸を捏ねくり回して♡ 性的な取引を持ち掛けてあげればいい♡ 私の虜になって冷静な判断力を失ったオスはもうカラダがほしくてたまらなくなっているから♡ 誘惑に負けちゃダメ♡ 罠に嵌まっちゃダメ♡ そう思っててもえっちな気分を押さえられない♡ 欲望に任せておっぱいの中へ腰を振り続ける♡ 秘密も精子も心さえも♡ すべて私に捧げるマゾ奴隷になってしまうんです♡」
“ジリリリリリリリ!!!!”
緊急時に鳴る警報が聞こえる。
「長官!大変です!調査中だった飛行物体が再び現れたのですが、それが赤也さんの住むアパートの頭上で……とにかくすぐ指令室へ来てください!」
部屋のスピーカーから声がする。
オペレーターからの緊急連絡だ。
――返事をしなきゃ。
通話ボタンを押そうとすると…。
「でちゃダメ♡」
「長官?いるんですよね?長官!?」
「この部屋は長官の許可なしではだれも入れない♡ ここで返事しなければ誰にも邪魔されずに私ともっとえっちな事、続けられますよ♡ さ、早く通信を切ってください♡」
僕は通信機の電源を切った。
「つ、続きを……メルリ…ちゃん…」
「いい子です♡ では天国に連れて行ってあげますね♡」
股座にぬるりと潜り込み、両乳房の間に肉棒が挟まれた。
――このあとなんども搾精され続けた。
テイルレッドがメルリと名乗る少女に襲われている間、僕はおっぱいに骨抜きになり、腰をへこへこと動かし、精子をひたすら吐き出して快感に浸っているだけだった。
全てが終わった後、少女のカラダを堪能し満足しきったカラダを背後に、地球の存亡、ヒーローの危機、テイルレッドや隊員への裏切り行為……数々の過ちを認識して、僕は放心した。
「この星のオスはどうやらマゾばかりのようです……とても侵略がしやすそうですね♡」
ページ: 1 2 3 4
コメントを残す