爆乳ロリ星人の誘惑交渉

僕の名前は左藤青司さとうせいじ。
現役で戦うヒーローだ。

先輩のテイルレッドが捕まったという情報はヒーロー本部にいた僕にすぐ届いた。
最近の先輩は元気がなく、ずっと一緒に戦ってきた僕とも疎遠になっていた。――ヒーローエナジーがここ1年で5分の1程度になり、本部からの通達で僕とのコンビを解消され、事実上の戦力外通告。辺境の地へ飛ばされた先輩の生活が荒れているという噂はこちらにも流れていた。

――本部の情報で敵は特定できている。
爆乳ロリ星人……男の性欲を操り篭絡し、パイズリ依存させて自分たちの仲間に引き入れる悪辣極まりない種族だ。昨今勢力を拡大しているらしく、他星へ搾精ホムンクルスを送り込んでは能力の高い男をこっそり拉致しているという噂がたっていた。まさかそれが本当だったとは……。

待ってて、先輩。
僕が必ず助けるから……っ。



――うまくUFO内部へ侵入できた僕は、メルリと名乗る宇宙人の子と対峙する。

「先輩をおとなしく返してくれないか。そうすればキミには危害を加えない」

「ふふ……♡ いいですよぉ。もっとも……本人にその気がありますかね♡」

“パチンッ”

メルリが指を鳴らすと、その背後のドアが開く。
手術台のようなものといくつかの機器が自動で運ばれてきて、ドアを通過するとぴたりと止まる。
そこには手足を拘束された人影がひとつ――
テイルレッドが載せられていた。

「赤也先輩!」

「ア……せ、青司か……?」

ほぼ全裸だけど顔は黒いヘルメットに覆われていてあまりよく見えない。横に置かれたタンクから伸びる大型の管は股間に接続され、ゴウンゴウンと静かに吸引するような音を立てていた。

「みろよ…このおっぱい、すごいぞ……。何度出しても射精が止まらないんだ……あヒ♪……ぬちぬちと俺に絡みついて、嫐ってきて、追い詰めるように動きが早くなると具合がよくなって、そのたびについ射精しちゃって……はふぁ……♥ たくさんのメルリちゃんに埋もれたままで抜け出せない……いや……いいんだ……こ、これで……天国だぁ……ヒヒ……いイ……よぉ……♪」

――先輩の前には誰もいない。
目の前のメルリはなにもせず立っている。
無機質な機械に囲まれて一人で嬌声をあげている先輩をみて……絶句した。

「レッドくんは幻覚のおっぱいに囲まれて幸せの真っ最中♡ この頭にハメられてる機械に見せられている幻に喘いでいるんです♡ 今はたくさんの私におっぱいで全身を犯されて、快楽で堪らなくなっているんですよ♡」

説明をするメルリは、新しいおもちゃを見つけてはしゃぐ子供のようだった。

「ほらみて♡ このおちんちんについているのは搾精器♡ 内側についた無数のひだひだが極上の快楽に導いて、ヒーローエナジーを自動でひり出してくれていますよ♡ レッドくんはねぇ、自ら精液サーバーになることを志願してくれたんです♡ だからこれからこの搾精器に搾りカスまでたっぷりエナジーぴゅるぴゅる採ってもらうんですよ♡ 幻のおっぱいに囲まれてね♡ レッドくんはおっぱいに夢中で地球のことなんてもうどうでもいいみたいですけど♡ それでも連れて帰りますか?♡ ブレイドブルー……いえ、左藤青司くん♡」

――いつも冷静に作戦をこなしていた。
血の気の多い先輩の補佐役。
どんな事態にも冷静に対処する参謀役。
それが僕の役割であり強さだった。
だけど。

嬉々として語る目の前の少女に憎悪を抱いていた。
こいつは生かしていてはだめだ。
やる、たおす、コロす……!
この場で始末する!

「このっ!メスガキが!!!覚悟しろ!」

「メスガキではありません♡ メルリといいます♡ 覚えていてく…………!??」

“シュバッ”

「きゃっ!」

踏み込み、一太刀いれてわかった。

――いける。
妙にすばやいがそれだけだ。
攻撃手段ももっていない。
胸を使った誘惑にさえ気を付けていれば……倒せる。

「流石現役ヒーロー・ブレイドブルー♡ 半端じゃない強さですね♡ これはこちらも本気でいかないといけないようです♡」

「無駄口を……くらえ必殺!ブレイドスプラッシュ!!」

“ズガアアアァァァァ……!!!!”

メルリへ飛んでいった無数の斬撃が着弾し、辺りが爆炎に包まれていく。
――これだけ広範囲の攻撃であれば避けられないだろう。
無傷ではすまないはず……。



「レッドくんはちゃんと2年後には返してあげますよ♡ その頃にはおっぱいの幻でオナニーし続けるだけの廃人になっちゃってるでしょうけ・ど♡」

「!!?」

どこからともなくメルリの声が聞こえる。

俺は剣を握りしめて周りの気配を探る。
――
やつはどこだ……

「………ふふ♡」

「そこか!」

声の聞こえた方を向くと、爆炎から顔を覗かせるメルリがかすかにみえた。
それに目掛けて飛び掛かる瞬間――

“にゅむううぅぅぅぅ♡♡♡♡♡”

「!?……あぁっ!」

背中に柔らかい感触が伝わる。
これは。
マシュマロのように柔らかいのに弾力やコシがあって、左右に突起がプニっと出ていて、絹のように滑らかな質感……これは――

「私のおっぱい♡ 堪能してくださいね♡」

“ぎゅううぅぅうぅぅぅぅ♡♡♡♡♡♡”

「は………はうぅぅぅぅぅっ!!!♥♥♥」

後ろから羽交い絞めにしてきたのは……メルリだった。
どうして……
メルリは確かに……僕の前に……。

「何度も言いますが私はメルリ……搾精ホムンクルスのメルリ。作られた存在なのです。私…私たちは……たくさんいますよ♡」

――隣の部屋から大量の足音が聞こえる。
それは全てメルリの姿をしていた。
全てが同じ顔、身長……爆乳だった。

「あなたをこれから快楽漬けにして、幸せで満たしてくれる者の名をカラダに刻んであげます♡ 私たちの……おっぱいで♡」

四方を囲んだ搾精ホムンクルスたちがゆっくりと近づく――

まずい……
無数の爆乳が。
この数の爆乳に挟まれたら……。
狂ってしまう。
確実に狂ってしまう。
ヤバい。ヤバい。ヤ――

「さぁ、狂っちゃいましょうね♡」

“にゅちちちちちちちち♡♡♡♡♡♡”

「ふぁぁあああ……♥♥♥」

僕の体がおっぱいに埋め尽くされる。
全身を襲う快感、乳肉の感触が伝わる。



「ほぉら♡ おっぱいフェロモンも一緒にどうぞ~♡」

“ポフン♡ ポフフン♡ ポフンっ♡”

周囲のメルリたちが一斉に乳房を揺らし、そこからピンク色の煙を放ち始める。
あっという間に視界はそれで埋め尽くされ、僕は吸引を余儀なくされた。

“すうぅぅぅぅ……”

「んぁ………はぇぇ♥♥イク゛♥」

――吸ったと同時に射精した。
あまりの快感に視界がかすんで動転する。

「青司くんが匂いフェチだって知ってるんですよ♡ いつも同僚の女性のロッカーにある残り香でオナニーしたり、そういった人向けのお店にこっそり通っていたこと、私は知っていますよ♡ このむっつりスケベの変態さん♡」

「さぁ、私たちのおっぱいフェロモンすきなだけ吸って♡ たくさんお漏らし汁だしてくださいね♡ 体内にえっちなフェロモン成分ばかになるまでとり入れて♡ おっぱい中毒の廃人になっちゃいましょうね♡ 私たちと楽しく暮らす準備、はじめちゃおうね~♡」

メルリたちが纏わりついてきて数十もの乳房が頭から足の先まで余すところなく触れ合う。僕がもがけばメルリの胸を刺激し、その勢いでフェロモンが噴き出る。かといって何もしなくてもメルリ同士がおっぱいを押し合いへし合いしてフェロモンが宙を舞い……結局フェロモンの濃度は際限なく上がり続けた。

“むあっ♡ むあん♡ むあぁぁぁ……♡♡”

「んぁっひ……い…あひ…♪」

乳液のような甘ったるい匂いが鼻腔をくすぐり、肺から血管を通して全身を駆け巡るフェロモンは強力な媚薬のように僕を快楽の渦に吞み込ませていった。

「もう出ちゃう?♡ 我慢できない?♡ おっぱい射精しちゃう?♡ おっぱいにヒーローエナジー出しちゃう?♡ 情けな~くお漏らししちゃいますか?♡ いいですよ♡ 馬鹿みたいに敵にエナジー差し出しちゃいましょう♡ マゾ汁晒して敗北宣言だしちゃいましょう♡ ほらだせ♡ マゾ♡ マゾ♡ まぁ~~~~ぞ♡♡♡♡ ぴゅ♡ ぴゅ♡ ぴゅううぅぅぅぅう~~~~♡♡♡♡♡♡」

“びゅる!!ぶびゅるるぅぅ~~~!!!!”

メルリの言葉に促されるまま流れ出る。
敗北の印ともいえるその射精と同時に、僕のプライドもずたずたに崩れてしまっていた。

「うぅ……出したい……もっと出させてぇ……」

「ふふ……♡♡ いいよ♡」

こんなの人が我慢できるレベルじゃない。
抑えられるはずがない。
仕方ないんだ。
だから――また出したい。
もっともっと射精したい。

「レッドくん助けにやってきたブルーくん♡ 
 ミイラ取りがミイラになっちゃった♡ 
 せっかくここまで来れたのに♡
 おっぱいに負けちゃうなんて情けないね♡
 この星のヒーローさんも大したことなかったようです♡」

「はうううう…………」

「ついでですし、あなたも爆乳ロリ星へ連れていきましょう♡ レッドくんと一緒に可愛がってあげますよ♡」

――――
僕は……

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